オバマ大統領は広島・長崎を訪問できたか


常識として知っておきたい核兵器と原子力

オバマ演説集

【中古】24 TWENTY FOUR シーズン4 ハンディBOX/
 オバマ米国大統領が日本を来訪し、無事アジア歴訪へと飛び立って
行きました。
 
 来訪前には、色々の期待がありました。普天間基地など日米間に
横たわる諸問題の解決がそうです。そういった期待の中に、広島への
来訪、原爆被害者への慰霊というのがありました。私はそれはあり
得ないと信じていましたが。
 
 TVでは広島市民への街頭インタビューが行われ、全ての市民が
来て欲しいといった回答をしていました。

 今回は少なくとも米国大統領は原爆被害者への慰霊に呼んでは
いけないし、また慰霊に来させるべきではないといったお話しを
させていただきます。

 理由は米国大統領が他国を訪問するというだけで、核兵器の現時点
での存在意義が発生し、今回は(たまたま)そういった動きはあり
ませんでしたが、核保有国との間で、駆け引きが始まってしまうから
です。
 
 米国にとって大統領が米国を離れるということは危機の始まり
でもあります。
 大統領が米国を離れ、米国との通信手段が途切れたとしましょう。
その間に例えば北朝鮮が米国に向けて核爆弾を搭載したテポドン
発射します。すると大統領命令が伝達できませんから、報復の核攻撃が
できません。米国はやられるだけです。
 そのあたりは専門書を読まれるでも構いませんし、それこそ「24」の
DVDでもご覧ください。

 聞いた話しですと、米国大統領の訪問が内定すると同時に、大統領の
宿泊予定施設を米国のスタッフが訪れ、もし大統領が核攻撃命令を発した
際に、アメリカ全軍にその命令が伝わるかをテストするようです。もしも
テストの結果が不合格であれば少なくとも宿泊施設の変更などを要求され
ます。
 
 その象徴的な施設があります。京都にある迎賓館です。京都にそのような
通信可能であるアンテナがないことで建てた建物であり、当時のブッシュ
大統領が最初の来賓として選ばれたのも、今後、京都に米国大統領が来ても
報復攻撃可能であるといった反米諸国へのメッセージだったのです。

 広島市民・長崎市民はそういったことを望まれるでしょうか?

 もちろん、米国大統領が広島や長崎を米国の核攻撃の恐れがなく、慰霊に
来ることといった平和な時代が訪れるのがベストです。
 直接オバマ大統領と交渉する企業人は少ないと思いますが、これが
アメリカ国民の常識の一つだということを覚えておいてください。

【ジョーク】
 北朝鮮には、少なくとも北朝鮮よりは裕福な日本の実像を知る者と、
金正日の言葉のみを信じて一層貧しい国だと信じている者に分かれるよう
です。

 ある日、金正日から日本に戦争を仕掛けた場合の勝利の可能性、その
場合のメリットデメリットを検討するように命が下った。
 喧々諤々の議論が長く続いた後、結論が報告された。
「まず、99%勝利は間違いありません。米軍が支援してくるでしょうが、
我が軍のMig21戦闘機(ベトナム戦争時代の戦闘機)に搭乗した
パイロットはその優れた視力で米軍のステルス戦闘機を遠くから発見し、
先手を打つことで撃墜するでしょう。
 地上では主力のT−72戦車は性能が若干劣りますが、台数が格段に
違いますから敵よりも圧倒的な優位を確保できます。(イラク戦争時、
イラク軍のT−82は米軍戦車を破壊できなかった。北朝鮮のT−72は
それよりも旧式)」
「よろしい。では、日本と戦争を始めてもいいのだな」
「ただし、日本との間で戦争し、わが国の領土とすることは彼らにとって
有利なことです。憎い日本の利益になることを大将軍の命令とは言え
私はしたくありません。」
「どういうことかね」
「日本は貧しい国です。我々が日本を占領すれば、日本人の飢餓は確実に
減るでしょう。より多くの日本人が映画を見られるようになり、娯楽に
接することが増えるでしょうから」